色々威腹巻 大袖・喉輪付

制作年代桃山時代(16世紀)
員数1領
大きさ(単位cm)H91.1 W40.9 W35.1
収集年度1988
所蔵品番号04125
作品解説 前後の立挙(たてあげ)三段、長側(または衡胴:かぶきどう)四段、草摺九間六段の仕立で、一般的な腹巻に比べて立挙と草摺が一段多く、草摺も細分され、また肩上(わたがみ)や脇板の形が変化するなど、中世の腹巻の定型が崩れる一方で当時新たに形成されつつあった当世具足の影響を受けるという、多分に過渡的要素をもった腹巻である。小札は一段と細くなって3㎝間に約六枚、革小札の段は胴では後の立挙一段のみで、他は全て鉄小札と革小札を交互に用いた一枚交ぜとし、草摺も正面の一段は一枚交ぜとするなど、表面からは見えないが武具として意を込めた製作である。威毛も上から紫・紅・萌葱・紫・紫・萌葱・萌葱(揺糸)・紫・紫・萌葱・紅・紫糸と三色の糸を組み合わせた極めて華麗な色調になっている。
 大袖は七段下り、上一段を一枚交ぜとし、紫・紅・萌葱・紫・紅・紫糸で威す。喉輪の垂は一段を三分割した二段下り、小札は胴・大袖のそれよりも更に細かく3㎝間に約七枚を数え、一段の中央のみを一枚交ぜとし、縄目綴は紫糸、威は萌葱である。なお、胴正面・右袖・左袖の各八双鋲に「天照」「春日」「八幡」の三社神号の文字が彫られている。

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