雨中秋野鷹狩文様 帷子

制作年代江戸時代(19世紀)
員数1領
素材・技法等白麻地 染・繍
大きさ(単位cm)丈168.5 裄63.5
収集年度1972
コレクション吉川観方コレクション
所蔵品番号01886
作品解説 この帷子は藍で文様を表す茶屋染に刺繍を加えて、右上がりに文様をつけたもので、紋はないが紀州徳川家息女の料と伝えられている。
 秋の山中で雨に打たれる鷹と民家が配されるが、これは鷹狩りの途中で雨に遭い雨宿りした民家の娘と恋に落ち、後日正式に妻に迎えたという高藤内大臣の話(『今昔物語』)を思い起こさせる。緻密に表した風景の中に象徴的なモチーフを配して特定の物語を示す、典型的な御所解文様である。
 なおこの時季の礼服には附帯が用いられた。提帯とも言い、幅は三寸程度と通常の帯より狭いもので、端を左右に張らせて着用した。

PageTop