菖蒲秋草松桜文様 振袖

制作年代江戸時代(18世紀)
員数1領
素材・技法等納戸紗綾地 染
大きさ(単位cm)丈144.0 裄63.0
収集年度1972
コレクション吉川観方コレクション
所蔵品番号01413
作品解説 濃い納戸色は、どうやら支那渡りかと思われる洒落た紗綾地に染められて、天空の抜けるような鮮やかさである。袂と腰下を三角形で区画し、その区画の中に松や秋草を、上には菖蒲を友禅染で表わす。
 袂や腰下を斜めに、あるいは不規則な台形とかで区切っているのは水辺の岩などを暗示するのだろうか。区画の中には秋草・松の木と桜が、画中の短冊や何かに描かれたように、しかも意匠化されて小さく納まっている。写生と意匠と、春の盛りから初夏へ、そして初秋と対照の妙を調和させた気品のある振袖であって、このように粋な料を着る女性の感覚の斬新さを称賛したい。

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