SENRO H

作者松本秋美 MATSUMOTO Akimi 1934
制作年代平成元年(1989)
員数1面
素材・技法等アクリリック、インク、ドローイング、油彩・キャンバス
大きさ(単位cm)181.0×227.0
収集年度2009
所蔵品番号03861
作品解説 本作は1997年度奈良県立美術館特別展「静中の動~奈良現在絵画の発信」の作品作である。F150号の大画面に、ロットリングやペンによる細線で克明に線路を描いたもので、徹底した細密表現は松本が最も得意とするスタイルである。1983年の第1回浅井忠記念賞展での大賞受賞作以来、一貫して「線路」シリーズを描くが、旅への郷愁や抒情的側面よりもその独特な表現方法に松本の真骨頂をうかがうことができる。ペンによる克明細緻な砕石(レールに敷き詰められたバラスト)の描写は、激しい細胞分裂から生れた抽象的な形態の集積のように映り、張り詰めた緊張と静止された時間を醸し出す。80年代松本の代表作である。

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