脱ぐ女

作者野見山暁治 NOMIYAMA Gyoji 1920/12/17 2023/06/22
制作年代昭和29年(1954)
員数1面
素材・技法等グワッシュ、インク、ペン・紙
大きさ(単位cm)65.3×50.0
収集年度1986
所蔵品番号03062
作品解説 本作は渡欧二年目に描かれたもので、女性の脱衣の一瞬をスピーディにとらえている。フォーヴィスム(野獣派)から強い影響を受けていた時期のもので、勢いのある筆致や原色表現にフォーヴの自由な解釈がうかがえる。緑色の背景に赤の人体が描かれるが人体を着色する筆の動きがダイナミックで、大動脈の血液の奔流をイメージさせる。ペンとインクで象られる人体は、理想的な裸体とは程遠いむしろグロテスクにすら見えてくる。野見山は「写実を超えてある実体(本質)をつかむ、それがデッサンなのである。対象と対峙した時、その現象をどこまで深く掘り下げ下げ現象にはない形を引っ張り出すことができるか、そのやりとりこそデッサンだと思う」と語っている。

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