浴粧
| 作者 | 中沢弘光 NAKAZAWA Hiromitsu 1874/08/04 1964/09/08 |
|---|---|
| 制作年代 | 昭和10年(1935) |
| 員数 | 1面 |
| 素材・技法等 | 油彩・キャンバス |
| 大きさ(単位cm) | 148.2×58.8 |
| 収集年度 | 1979 |
| 所蔵品番号 | 02022 |
| 作品解説 | 昭和10年第22回光風会展への出品作である。浴室にすっくと立ち、湯面に姿を映して黒髪をくしけずる若い女性を描いている。量感を備えた裸婦のプロポーションや肘を上げた仕草、立ち姿を縦長の画面におさめた構図など、堅実な画風を身につけた作者の確かな技量がうかがえる。画面には光が満ち、みずみずしい裸婦の肌の輝きによって、おだやかな趣の中にも甘美な詩情が漂っている。 中沢弘光は東京に生まれ、最初曾山幸彦、堀江正章に学ぶ。明治29年東京美術学校入学し、黒田清輝に師事。白馬会の結成に参加する。第1回文展で《夏》が三等賞を受賞。文展、帝展で審査員を務め、白馬会解散後は光風会を結成するなど、明治・大正・昭和と時代を通じて画壇の重鎮として活躍した。昭和32年には文化功労者。黒田の外光派の作風の影響を受け、宗教や文学を題材とした堅実な作風を示した。代表作に《おもいで》など。昭和32年度文化功労者。 |