乳糜供養
| 作者 | 小杉放庵 KOSUGI Hoan 1881/12/30 1964/04/16 |
|---|---|
| 制作年代 | 昭和2年(1927) |
| 員数 | 1面 |
| 素材・技法等 | 油彩・キャンバス |
| 大きさ(単位cm) | 90.7×48.8 |
| 収集年度 | 1989 |
| 所蔵品番号 | 03088 |
| 作品解説 | 厳しい苦行を続けていた釈迦は、女性が捧げた乳がゆをとり、河で沐浴を行って身を清めた。心身ともに回復した釈迦はその後菩提樹の下で悟りを開いた、という仏伝の一説を描いた作品。釈迦の姿は描かれておらす、柔和な面持ちの女性スジャータの姿だけを描く。静かに歩みより鉢を捧げ出すスジャータの柔らかな物腰に、敬虔な気持ちが込められている。満谷国四郎、安井曽太郎、和田三造、和田英作、石井柏亭、岡田三郎助、梅原龍三郎、山本鼎、藤島武二らによって始められた燕巣会の第2回展に出品された。 小杉放庵(本名 国太郎)は栃木県に生まれる。五百城文哉に師事。上京後、白馬会研究所や不同舎で油彩を学ぶ。明治35年太平洋画会会員となり「未醒」と号して出品する。40年石井柏亭らと雑誌『方寸』の創刊に参加。44年文展に出品した《水郷》がシャヴァンヌの影響を受けたものとして注目を集めた。大正2年に渡欧。翌年日本美術院の再興に参加し洋画部を主宰。11年春陽会創立に参加し、以後同展に出品。画面を色面で構成した装飾的画風から、帰国後は「放庵」、「放菴」と改号して東洋の神話や伝説を主題とした枯淡な趣を示す文人画的画境を展開した。 |