松風

作者小野竹喬 ONO Chikkyo 1889/11/20 1979/05/10
制作年代大正時代前期
員数二曲一隻
素材・技法等絹本著色
大きさ(単位cm)170.0×170.0
収集年度2006
所蔵品番号03694
作品解説 四季折々の美しさで知られる京都嵐山。「松風」は、『源氏物語』第18帖で桂川のほとりの山荘に住む明石の尼君が源氏を待ち詠んだ和歌「身を変へて一人帰れる山里に聞きしに似たる松風ぞ吹く」に因んでその巻名となり、この辺りを示す呼称となったとされる。嵐山の山並みを背景に松林越しに桂川に架かる渡月橋を望む。周囲一帯は目に鮮やかな新緑に包まれ、風にしなう松の木がざわざわと音を立てる、すがすがしい初夏の光景である。大和絵の手法に倣った伝統的なスタイルの名所絵だが、色遣いや画面構成に清新な造形感覚をうかがわせている。

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