江の島図

作者二代葛飾戴斗 Katsushika Taito II
制作年代江戸時代(19世紀)
員数1枚
素材・技法等色紙判錦絵
大きさ(単位cm)21.8×18.6
収集年度1972
コレクション吉川観方コレクション
所蔵品番号00309
作品解説 相模国の江の島を望む海岸で潮干狩りをする女性と子供の図。砂の部分に銀を用いるなど凝った摺りの作品で、上部に次のような狂歌と作者名が加えられている。おそらく狂歌作者が制作させ、仲間内で配り物とした摺物であろう。
  文詩楼待□  汐干潟 梅の花貝 さくら貝 もゝのこびある 手弱女やとる
  文静園濤吉  うれしさも つゝむにあまる 袖の浦 袂の浦に 汐干がりして
  文花楼清丸  七草の まな板岩も 汐の干て 蟹のはさみの めだつ春の日
 図の筆者は、葛飾北斎の門人で師から戴斗号を受け継いだ二代葛飾戴斗と考えられている。師の北斎は肉筆画や風景版画シリーズにおいて、個々独立した様々な動作の人物を組み合わせて画面を構成し、また崖や岩を抽象化する等の表現を行ったが、本図の前景の人物・岩にはその影響が認められる。

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