三十六ばんつゞき役者十二つき 五月 江のしま開帳の図

作者歌川豊国 Utagawa Toyokuni 1769 1825
制作年代江戸時代(19世紀)
員数3枚続
素材・技法等大判錦絵
大きさ(単位cm)各37.5×24.3
収集年度1972
コレクション吉川観方コレクション
所蔵品番号00272
作品解説 月毎に江戸・近郊の名所や景物を数人の歌舞伎役者と組み合わせて描いた12図の揃物の内、五月に当たる一図。江ノ島の開帳(秘仏公開)にやって来た6人の役者は、4世瀬川菊之丞(1782-1812)、初世沢村源之助(1784-1812)、初世尾上栄三郎、5世松本幸四郎(1764-1838)、3世坂東三津五郎(1775-1831)、5世岩井半四郎(1776-1847)、また、本図の出版年は文化6(1809)年とされている(『国立劇場所蔵 芝居版画等図録 Ⅱ』 国立劇場 昭和55年)。
 役者の顔立ちの特徴を巧みに捉え、各人の動作に変化をつけ、やや芝居がかった姿勢で役者らしさを表現している。また、女性や子供、駕籠舁きの姿を添えて賑やかさを増し、背後に広々とした相模湾・江ノ島から富士山の景色を描いている。
 筆者歌川豊国は歌川派の祖豊春の門人で、美人画・役者絵等に腕を揮い、門人も数多く育成し、江戸後期における歌川派隆盛の基礎を築いた。

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