遊君立花図

作者藤麿 Fujimaro
制作年代江戸時代(19世紀)
員数1幅
素材・技法等絹本著色
大きさ(単位cm)91.8×32.4
収集年度1972
コレクション吉川観方コレクション
所蔵品番号00105
作品解説 藤麿は、名前から喜多川歌麿(1753-1806)の門人と考えられている絵師で、肉筆美人画を遺しており、活躍期は寛政年間(1789-1801)末~文政年間(1818-30)とされている。
 本図では、生け花の手を休め、遠くを見上げる遊女が斜め後ろから伺い見るように描かれている。朱・白と緑を主体にこげ茶・黒という地味な色を組み合わせた着物で盛装した遊女は上品で、物思う様子には気だるげな風情も漂っている。また、花器と台・生けられた枝にも同じ色が用いられ、色彩が統一されている。
 打掛に檜扇の紋が表されていることから、吉原の遊女屋扇屋の遊女花扇を描いた可能性が指摘されているが、細面の顔・吊り上り気味の目尻・鼻筋の通った細い鼻など、程度の差はあれ江戸後期の江戸の浮世絵美人画に共通して見られる特徴を示している。

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