妓婦図

作者山口素絢 YAMAGUCHI Soken 1759 1818
制作年代江戸時代(19世紀)
員数1幅
素材・技法等絹本著色
大きさ(単位cm)95.0×33.3
収集年度1972
コレクション吉川観方コレクション
所蔵品番号00079
作品解説 山口素絢は円山応挙(1733-95)の門人で、日本の女性を主題とする「和美人」を得意とした。同門の源琦による「唐美人」と並び称される。
 本図には、芸妓の外出姿が描かれている。桜の裾文様の着物と亀甲に雲龍文様の帯は、落ち着いた地色に繊細な文様で控えめに華やかさが加えられている。右手の指を簪 に添えて下方を見る仕草は優雅である。ふくよかで目の細い顔立ちは、素絢の他の美人画と共通するが、下げた視線で慎ましさが表現され、妖艶さは抑えられている。全体として、同時代の江戸の浮世絵美人画とは趣の異なる作品となっている。左手で裾を持ち上げることで寄った襞など、流暢な衣の線も見所である。

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