国境を越えて ~南海のムリカ星公演~

資料グループ広報さしき 第328号(2004年11月)
ページ6
発行年月日2004/11/10
内容コードG000000816-0013
記事内容「面白かった」と舞台を鑑賞した心境をストレートに語るアメリカ人の少女。国境を越えて舞台の醍醐味が伝わっていました。
十月十一日、シュガーホールで沖縄歌舞集「南海のムリカ星」が公演されました。
「南海のムリカ星」は一九九八年六月のモスクワが初演。今回は、新たな「南海のムリカ星」の再誕を期して公演されました。

この舞台は、沖縄の農民がムリカ星(スバル星)の運行を見て耕作し、船びとがその星を目当てに航海した歴史などにスポットをあてたもの三線、太鼓、琉舞、空手なども多彩な芸で表現していました。
公演は、神が宙に浮いているかのような幻想的な夜空のシーンから開幕。
開幕後はマミドーマーなど賑やかな舞台が展開されるとともに、恋唄の場面では三線と唄が場内にしっとりと響いていました。

中盤になると、語りをつとめていた平良進さんと平良とみさん夫婦がアンガマに扮し出演する場面も。

公演中は、出演者の力強さ、キレの早さ、息のあった演技とテンポのある音楽に観客も固唾を吞んでいました。

公演終了後も出演者は、音楽や踊りで観客が会場を後にするまで見送る光景も。出演者の千秋さんは、公演を振り返り「みんなの気持ちが集まった舞台になりました」と充実感を漂わせていました。

なお、この公演は、国立おきなわ劇場、東京、そして国境を越えて韓国でも公演されています。
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