おんがくっキング 音楽家の宝物
| 資料グループ | 広報さしき 第238号(1997年5月) |
|---|---|
| ページ | 9 |
| 発行年月日 | 1997/05/10 |
| 内容コード | G000000698-0009 |
| 記事内容 | シュガーホール音楽企画スタッフ 明野佐知子 4月27日に行われた、「第3回おきでんシュガーホール新人演奏会」は、お陰様で立ち見が出る程の大盛況でした。オーディションで選ばれた7人の新人演奏家は、オーディションから演奏会までの1カ月間で、更に磨きをかけて演奏会に挑みました。今回は特別に台湾から、7人の出演者と同じように演奏家を志して勉強中の、方俊人(FaugChun-Jen)さんを招き、新人演奏家達の音楽交流も試みました。 それらの演奏は熱く、それぞれに聴き応えのあるものでした。それは、一人一人に送られた温かい拍手にも証明されます。演奏会終了後、パーティーの席での出演者のあいさつが胸に残っています。「今日いただいた拍手は一生の宝物です。」 絵画・写真・陶芸・そして音楽。いろいろな〃芸術〃がありますが、中でも音楽は、目に見えず、形に残らないものです。演奏者は、もちろん細心の注意を払って一つ一つの音を出しますが、出しては消えていく音の数々を聴き手にどのような形で受けとめられるのか、絵のようにじっくりと自分で眺めて見ることができません。観客の拍手は自分の出来のバロメーターであり、その拍手にとても勇気づけられたりするものです。 演奏家を志して音楽を学ぶ人にとって、より多くのステージを踏むことがなにより必要です。この新人演奏会はそういう勉強の場として設けられているのですが、今回のように出演者が心に残るような拍手をもらえたということで、手前味噌ながら、この演奏会で彼らのステップアップに少しでも協力できたと、喜びを感じています。 長時間の演奏会だったにもかかわらず、じっくりと彼らの演奏を聴き、惜しみなく温かい拍手を送って下さった皆さんに、心からお礼を言いたいと思います。 演奏した皆さんも「一生の宝物」をどんどん増やしていってほしいものです。 |
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