逆転、延長10回で劇的なサヨナラ
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| 発行年月日 | 1994/08/10 |
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| 記事内容 | 中体連主催による第二十回島尻地区野球大会が六月に行なわれ、十七校が参加する中、佐敷中が見事に初優勝の栄冠に輝きました。 佐敷中、感激の初優勝 試合は、一回戦からひとりで投げ抜き好投を続けてきた屋比久一也投手が、疲労のためか四回までに二点を奪われ、リードを許す展開となりましたが、わが佐敷中は五回の裏から反撃を開始。 まず五回の裏。先頭打者の當間勇作君がレフト前にヒット。ツーアウトとなる間に三塁まで進塁。向かえたバッター金城智之君はライト前へはじき返しまず一点。 さらに六回裏には、ワンアウト後五番打者の屋比久一也君がレフト頭上を破る二塁打を放ち、ツーアウト後、當間大吾君のレフト前ヒットで同点に追いつきました。 同点となった後は、佐敷中が常に押しぎみの展開。しかしなかなか点が入らず、応援団をやきもきさせながら試合は延長戦へと突入しました。 延長に入って迎えた十回裏、山内誠君が四番パッターの意地をみせライト前ヘヒット。続く屋比久一也君の見事なバントヒットでノーアウト一、二塁とチャンスを広げました。ここで六番伊志嶺友和君はサード前ヘバント。それが相手三塁手の一塁への暴投を誘い、その間にランナーがホームイン。 歓喜の決勝点をもぎとりました。 十回の攻撃に象徴される足を使って相手をかきまわす全員野球と、五回から完壁なリリーフで六イニングをゼロに抑えた金城智之君の好投が光った決勝戦でした。 佐敷中野球部を監督として指導している新崎順明先生は、勝因について「生徒たちはまじめにコツコツ練習してきた。特に走るという苦しい練習をとてもよくこなしてきた。その成果で、一回戦から決勝戦まで心身両面でのスタミナには全く心配がなかった。走れるチームづくりを目標に指導してきたが、生徒たち全員が見事に実践してくれた。その成果が今回の優勝に結びつきました」と語りました。 また「自分にとって佐敷中の指導は今年が最後の年となりそうなので、その年に優勝することができてとてもうれしい。ささえてくれた父母の皆さんにとても感謝しています」と喜びを語ってくれました。 |
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