佐敷町民のみなさまへ たくさんの思い出 ありがとう 山城圭子・ドリーン
| 資料グループ | 広報さしき 第146号(1989年9月) |
|---|---|
| ページ | 7 |
| 発行年月日 | 1989/09/10 |
| 内容コード | G000000581-0015 |
| 記事内容 | 親愛なる佐敷町の皆さん、 ”Time flies when you are having fun.”これはアメリカのことわざで「楽しい時は時間が早く過ぎる」という意味です。私が沖縄で過こした時間は、とても早く過ぎていったように思います。 もう1年も沖縄にいたなんて信じられません。まだまだやりたいこと、見たいものがたくさんありますが、残念ながら、私はハワイの職場へ戻らなければなりません。しかし、近い将来また、沖縄へ帰ってこれることを希望しています。 沖縄での滞在は、とても楽しいものでした。私のその生活を支えてくださったたくさんの方々がいます。 まず、佐敷中学校での教職の機会を与えてくださった山城町長はじめ町議会の皆さんに心より感謝しております。また特に、私のこちらでの生活がスムーズに送れるよういろいろ配慮してくださった宮城繁教育長並びに教育委員会の皆さん、佐敷中学校の嶺井校長先生、先生方、スタッフの皆さんに対して感謝の意を表します。皆さんのこころづかいは、私にとって非常に貴重なものでした。 楽しかった英語の授業 佐敷町には英語を話せる方々がたくさんおり、生徒たちのよい見本となっています。回りで大人たちが英語で話すのを聞いたら、子供たちも自然に英語を話したくなるでしょう。 佐敷中学校には、生徒たちのことを一生懸命考えている多くのすばらしい先生方がいらっしゃいます。私はその方々をとても尊敬しています。 佐敷中学校、佐敷小学校、そして馬天小学校での授業は楽しいものでした。また大人向けの英語のクラスも充実しており、皆さん、とても熱心に授業に臨んでいます。授業では生徒たちの楽しくておかしい、そして思い出がいっぱいあります。 多くの方々に支えられ 私は、沖縄でたくさん友人を得ることができました。皆さん、温かくて親切です。新開レストランの皆さん、農協、郵便局、ガソリンスタンド、お店、バドミントンクラブ、美容院、その他たくさんの人々、私の楽しい思い出に花を添えてくださいました。個人的にもお礼を述べたい方々がたくさんいらっしゃいますが、紙面が限られていますので割愛させていただきます。しかしながら平田暁さん、幸子さん、両人については、ここで述べたいと思います。両人のご支援がなかったら、私は、こちらで生きのびることはできなかっただろうと思います。 英語学習のモデル校に 私の夢を皆さんとわかちあいたいと思います。私の夢というのは、佐敷中学校が英語の学習の中心的モデル校となることです。さらに、佐敷町が2カ国語を使える地域となることです。私は英語学習がまず家庭で、両親によって始められ、幼稚園、小学校、中学校、そして生涯学習として続けられることを希望します。地域の指導者たちの建設的、前進的姿勢で、佐敷町が沖縄の理想的なモデルになることができるでしょう。 最後にもう一度、皆さんの寛大さ、援助、友情、そして好意に、心より感謝いたします。お別れするのはとてもさびしいですが、たくさんのすてきな思い出と共に沖縄を発ちます。 心より愛をこめて ALOHA! 8月5日発行 佐中PTAだより第2号より転載 訳 前原エツ子先生(佐中) |
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