いよいよ民泊家庭募集 態勢確立へ向け、民泊説明会開催
| 資料グループ | 広報さしき 第109号(1986年9月) |
|---|---|
| ページ | 4-5 |
| 発行年月日 | 1986/09/10 |
| 内容コード | G000000535-0007 |
| 記事内容 | 約1年後に行なわれる「海邦国体」時の民泊体制の概要もすでに決まり、個々の具体的な内容の検討の始まっている中、町国体実行委員会では8月16日、30日の両日、民泊説明会を開きました。 16日は、区長、自治会長さんを対象とした説明会、30日は婦人会の皆さんを対象とした説明会がそれぞれ町老人福祉センターで行なわれ、総民泊数をはじめ各集落ごとの民泊数、配宿人員などの説明がありました。 国体開催時には、本町では10チーム、170人が民泊の予定になっており、民泊実施計画によると1家庭に平均3人の民泊がみこまれています。 来年10月23日(金)から民泊が開始される予定で、1回戦でチームが敗退した場合は4泊5日の民泊となり、チームが決勝戦まで進出した場合は8泊9日の民泊で、これが最長期の民泊期間となるとのことです。 本町での民泊は、町内を5ブロックに分けた共同調理(公民館など公共施設利用)を行なう素泊り民泊が基本となっていますが、食事(国体食献立)付きの完全民泊家庭も受付けることになっているとのことです。 説明会では、国体食献立の講習会の実施や、寝具、風呂、洗濯、民泊料金などについての細部にわたる説明もなされ、さらに、県が行なう国体宿泊施設整備資金融資の説明も行なわれました。 9月9日の手登根における部落入り民泊説明会をかわきりに各集落での説明会が行なわれ、民泊態勢の確立が強化されることになっています。 町国体実行委員会では、部落入り民泊説明会をもとに民泊家庭を今後ふやしていくことにしています。すでに、民泊家庭募集中のチラシも完成し、近日中に各戸に配布されることになっています。 海邦国体の成功に向けた本町の足音も、いよいよ力づよく高くなって来たようです。 民泊実践記録⑬「わかとり国体」鳥取 部落総参加の国体 花原 柳原まゆみ 10月19日午後4時、いよいよ国体選手をお迎えする日となりました。これまで部落も婦人会も幾晩も会合を開き、民泊の対応を練り、準備を進めてきました。材料を受取るもの、買物に出るものの当番表もでき上がりこれですべて準備よし!「ようこそ! 花原へ。岩手県少年男子ホッケーチーム一行19名様心よりご来町をお待ちしておりました」。 当初、監督以下14名と聞いていましたが、急きょ5名増え19名となったので、3名ずつ6軒で民泊を引き受けました。 一番心配だった食事は、公民館を改装して使うことになり、20名の婦人会員を半数に分けて、本番さながら6回、7回と練習を繰り返しました。そのかいあって選手は「美味しい、美味しい」の連発。食前、食後に合掌してあいさつしてくれたのが印象深く思い出されます。 県下あげての国体と申しますが、それはまた部落、家族総参加の国体でもありました。わが家も例外なく国体色一色。開会式、閉会式には布施の球場で婦人会の集団演技へ参加、夕方は風呂の準備をして公民館へ行き食事作りの手伝い。夜はわが家のお客様への心くばりと、それは忙しい毎日でした。 一番最高の状態で試合に挑んでいただけるよう家族一丸となって心くばりしたつもりでいます。 試合の日は、部落あげて応援に出ました。ある家族の好意により応援旗を2枚も作って駆けつけてくださったので、 一層応援に熱が入りました。 「ガンバレ! ガンバレ! 岩手。栃木をたおせ オー」、しかし奮闘空しく栃木のチームに負けてしまい、皆、ションボリ……。 最後の夜は、他の部落のような派手な送別会ではありませんでしたが、自己紹介や校歌を聞かせていただき、なごやかなひとときを過しました。 あっという間に過ぎ去った5日間。明日24日はもうお別れ・・・。4姉妹で育ったせいか、3人もの弟ができ、とても楽しい5日間でした。 まだ見たことのない岩手の山山、今はもう雪が降っていることでしょう。 |
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