成人おめでとう 明日へはばたけ若者たち
| 資料グループ | 広報ちねん 第11号(1981年1月) |
|---|---|
| ページ | 4-5 |
| 発行年月日 | 1981/01/ |
| 内容コード | G000001344-0004 |
| 記事内容 | お正月おめでとう 成人おめでとう 昭和五十六年の新しい年が明けました。一九八一年の最初のステップ——新しい時代に向けての“船出”です。 二十歳になったみなさんも、今年は一人前のおとなとして、一人の社会人としての”船出”の年です。 育年は、だれもが無限の可能性を秘め、それに挑む勇気を持っている。新しい時代を担う活力として、着実に、たくましく育ってほしい——成人式には、そうした社会の期待がこめられているのです。 そうした期待に、成人されたみなさんはどう廊えていくか、 新しい“船出”にあたって考えてみたいものですね。 九五名が大人の仲間入り 一月十五日は、知念村の成人式。この日、本村では次の九五名の若者が新しく大人の仲間入 りします。 志喜屋二十名 具志堅強、玉城幸秀、仲里勇人、具志堅正和、親川吉哲、具志堅裕二、仲里 薰、親川毅、親川仁紀、親川勉、仲里幸康、親川 保、具志堅智鳥、大田純子、親川美智子、具志堅照美、親川はつの、仲里由美子、親川久美子、親川正子 山里五名 玉城清弘、仲里直樹、幸地光彦、嘉数安信、澤 直美 具志堅七名 幸地清正、幸地重典、金城兵建 、親川剛、金城多美子、幸地美優輝、金城里美 知念一九名 照喜名朝勝、前城康治、普天間正次、渡名喜正弘、渡名喜康治、具志堅厳、与那城真次、糸数義信、平良木、徳永不二男、西銘順勝、矢野孝博、糸数務、平良清美、鉢嶺京美、具志堅明美、前城艶子 吉富十名 知念正次、河上武男、下青木浩、荘所秀雄、佐勝尚浩、甲斐将利、村山浩昭、永吉邦子、宮里千賀子、與那城真智子 久手堅五名 仲里武義、屋比久健治、仲里弘美、比嘉絹枝、比嘉節江 安座真六名 屋比久正明、城田進、屋嘉直隆、城田邦宏、城田孝子、金城恵子 知名十名 山内広光、知念武、識名善幸、識名好和、儀間朝浩、久手堅政江、神谷留美子、大城広美、神谷博美、照喜名明美 海野三名 外間一浩、島袋朝享、外間宏美 久原六名 大城盛浩、外間尹盛、古謝勉、大城盛哲、奥間秋雄、儀部和美 久高四名 外間正和、福地友盛、内間徳造、並里安廣 ①二十歳を迎えて! ②村への要望! ③村民として! の三点を今回成人式を迎える四名の方に聞いてみました。 若者の和を広げて 会社員 親川はつの ①現在、村青年会の役員として活動しておりますが、成人式を迎える仲間と共に大きな若人の和を広げて行きたいと思います。 ②村民の親睦のために年一回ぐらい大きな行事、例えば「村民まつり」とかを催して下さることを期待します。 ③知念村の歴史である農村という土台を大事にしたいです。 魅力ある農漁業を 学生 大城盛哲 ①義務と責任を自覚し、良識ある社会人として行動したいです。 ②若者にも魅力ある農業、漁業の実現を期待します。 ③村といぅ小さな枠にとらわれず社会の一員として、社会建設の役割の一端を担いたいと思います。 一個の人間として 学生 金城患子 ①年令的にはもう二〇歳ですけど、まだ学生という身分であるためか、大人としての実感がわきません。しかし、社会的にはもう大人ですので、これからは一個の人間として、そして一人の女性として何事にもどんとぶつかって行きたい気持です。 ②社会や村に対しては、むつかしい提言などできませんが、しいて言えば、住みよい村づくりを期待したいです。 ③現在、児童教育を専攻しておりますので、将来は保育の面で地域のために役立ちたいと思います。 よき社会人として 公務員 具志堅裕二 ①この世に生を受けてもう二十年、成人になる以上社会のことをよく学び、よき社会人としての自覚と責任を持って人生を過ごして行きたいです。 ②農業者のために、補助金をもっと多く出して、近代的農業が実現するよう指導して欲しいです。 ③職場がら、村と部落のコミュニケーションをはかり、与えられた仕事を最後までやりとげたいと思います。 成人式 日時 一月十五日(木) 午後二時より 場所 知念村役場ホール 対象 昭和三五年四月二日〜昭和三六年四月一日までに生まれた青年男女で、知念村に住所又は本籍(希望者のみ)を有する者です。 なお、名簿にない方でも前項に該当する方はご出席下さい。 海を見ていた二十歳 渥美清(俳優) 二十歳のころ、そうねえ、そのころのぼくは、海が大好きだった。 今も好きだけど、あのころはひまさえあれぱ海を見ていたような気がするなぁ。東京の、焼 け残った下町に住んでいたぼくは、電車に乘って横浜までよく出かけたものだ。 長い長い堤防に一人腰をおろして・・・足をふらぶらさせるたびに、ちびたゲタが固い堤防にぶつかるコツン、コツンという音を聞きながら、ぼくは終日海をながめた。 海の向こうに何かがある―夢は創造だ。夢のない一生なんて貧しいものだと思う。ぼくが、寅さんにひかれるのは、夢を追い続けているからなんだ。一生懸命に、いや、本当に一生懸命に生きようと、寅次郎は寅次郎なりに努力している。 いつかは、まっとうな生き方のできる男になりたいと、今日も寅さんは自分の可能性に挑んでいる。 成人されたみなさん、おこがましいことは言えないが、夢を忘れず、一生懸命に生きる努力 をいつまでも続けてほしい― ぼくはそう願っています。 |
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