長岡宮大極殿跡記念碑

「20世紀のむこうまち」21 長岡宮大極殿跡記念碑

資料名(ヨミ)「20セイキノムコウマチ」21 ナガオカキュウダイゴクデンアトキネンヒ
解説 向日町鶏冠井内の小字大極殿の一角(現在の北大極殿公園)に、明治28年(1895)に建立された記念碑で、10月19日に建碑式が開かれた。この年を平安遷都千百年として、数年前から京都市を中心に記念行事の計画が進行しており、この時にあわせて乙訓郡では長岡京跡を顕彰しようとした。瓦の発見や小字名から場所を決定し、碑文「長岡宮城大極殿遺址」の揮毫は山階宮に依頼して、台石の上に1丈余(約3メートル)の石碑ができた。費用は京都市の遷都紀年祭事務所から補助を得たほか、郡内有志から寄付を募った。この後、皇室から旧跡保存のための下賜金があり、長岡宮城大極殿遺址保存会が結成され、長岡京遷都の日にあたる11月11日には、毎年祭典を行い、旧跡地の維持管理にあたるようになった。写真は大正初期頃までに撮影されたもの。
備考京都府立総合資料館

図録 20世紀のむこうまち
写真が語る、記録が語る、模型が語る、みんなで語る。―― 乙訓100年の歩み
 発行日 平成14年(2002) 3 月31日
     平成24年(2012)10月 6 日 第2刷

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