曇開和尚像 郁繍虎云賛・岸良筆 附 定水拝持の墨書のある収納箱
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「むこうしの文化遺産」22 曇開和尚像 郁繍虎云賛・岸良筆 附 定水拝持の墨書のある収納箱
資料名(ヨミ) | 「ムコウシノブンカイサン」22 ドンカイオショウゾウ イクシュウコウンサン・ガンリョウヒツ ツケタリ ジョウスイハイジノボクショノアルシュウノウバコ |
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解説 | 向日市指定文化財 寺戸 慶昌院所蔵 紙本着色(しほんちゃくしょく) 掛幅装(かけふくそう) 本紙:縦113.9㎝・横39.3㎝ 表装共:縦188.5㎝・横53.6㎝ 江戸時代 黒衣に淡黄の袈裟を着け、斜め右を向き、払子を前において坐る曇開和尚を描く。上に郁繍虎云の賛が、左から右へ書かれる。郁繍虎云は、寺伝によると富山出身で、文政年間(1818~1830)の学僧。箱の内側いっぱいに記された内容によれば、この画像は曇開の生前に描かれた寿像(じゅぞう)であり、賛を付した郁繍虎云は77歳であった。 作者は、画像の右側にある落款印章により、岸駒の養子岸良(1798~1852)とわかる。岸駒筆の曇開和尚像が頂相の形式をとるのに対して、自由な姿勢をとるうえ、全体に淡彩で、顔にいかにも近代的な陰影法が用いられている点に特色がある。花鳥・山水画を得意とした岸良としては、禅僧の肖像画はきわめて珍しく、養父岸駒と同じ人物を描きながら、それぞれの個性を生かしている点が注目されている。 この画像は、元は、備州円通寺の僧で曇開和尚の弟子であった定水という僧侶の所蔵であった。 (向日市文化資料館開館25周年記念特別展「むこうしの文化遺産―みぢかな歴史のモノがたり」図録より) ※平成21年(2009)10月31日発行 |
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○『向日市史』(上巻、下巻、史料編)PDFデータ
○国際シンポジウム「20世紀の和紙 ー寿岳文章 人と仕事ー」(令和3年10月16日開催)記録映像
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