秘蔵集 日像筆

「むこうしの文化遺産」15-4 秘蔵集 日像筆

資料名(ヨミ)「ムコウシノブンカイサン」15-4 ヒゾウシュウ ニチゾウヒツ
解説鶏冠井(かいで) 南北真経寺共有 
3帖(じょう) 紙本墨書(しほんぼくしょ) 桝形粘葉装 
上 縦15.6cm・横16.4cm
中 縦15.6cm・横16.3cm
下 縦15.6cm・横16.3cm  
 
 日像が諸経本の要文を抜き書きしたもので、いわば研究のためのノート。これまで内容の解説や研究は進んでいないが、日像筆であることに加えて、鎌倉時代後期の日蓮教学、仏教史、思想史にとっても、貴重な資料であり、近年注目を集めている。御霊宝を守る法式が定められた寛文元年(1661年)5月に修理が行われており、各冊見返しに法式を定めた日莚の署名や修理銘がある。

(向日市文化資料館開館25周年記念特別展「むこうしの文化遺産―みぢかな歴史のモノがたり」図録より)
※平成21年(2009)10月31日発行

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