永遠

TitleEternity
作家名中野四郎 NAKANO Shiro
技法・素材ブロンズ
制作年1968
制作年(和)昭和43
寸法縦(cm)35.70
寸法横(cm)14.20
寸法奥(cm)23.70
作品・作家解説中野四郎[なかの・しろう]
1968(昭和43)年 ブロンズ 37.0×14.2×23.5cm

中野四郎の作風の展開は、伝統的な木彫の世界に裸婦表現を持ち込み帝展で活躍した昭和初期から、手堅い写実を基礎に塑像によって深い内面性を追求した戦中から戦後にかけての時代、豊かな量感とダイナミックな姿態にモニュメンタルな効果を求めた晩年のセメント彫刻の時代に分けられます。この作品は絶作となったもので、真横に近い角度から引き絞った弓のような強靭な骨格が見て取れます。粗く強いタッチとどっしりした量感が醸し出すバロック的な生動感、瞑想し凝視するまなざしなど、晩年の特徴を遺憾なく示す作例です。屋外の大作を想定したエスキースと思われ、小品ながら堂々たる風格を感じさせます。彫刻と社会との協和に一貫して強い関心を抱き、さまざまな実践を試みた中野が彼方への跳躍を控えて垣間見た永遠が浮かんでくるようです。

中野四郎[なかの・しろう] 1901(明治34)―1968(昭和43)
東京美術学校で高村光雲に木彫を、北村西望に塑像を学ぶ。戦前の〈九元社〉(きゅうげんしゃ)を経て、1951年〈創型会〉を結成、彫刻と社会との協和をめざした。晩年にはセメントによる屋外彫刻を積極的に試行。30年より浦和に住み、51年から埼玉大学講師、61年には県美術家協会副会長に推挙。各地にモニュメントや野外彫刻がある。

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