丘陵 秋

TitleHill Autumn
作家名菅野圭介 SUGANO Keisuke
技法・素材油彩、カンヴァス
制作年1957
制作年(和)昭和32
寸法縦(cm)90.60
寸法横(cm)72.60
作品・作家解説菅野圭介[すがの・けいすけ]
1957(昭和32) 油彩、カンヴァス 90.6×72.6cm

独立美術協会第25回展に《静物》とともに出品された、菅野にとっては後期の作品です。1937年の第7回独立美術協会に滞欧作を発表し、一挙にその名前を日本洋画壇にとどろかせて以来、菅野のモチーフは「静物」、「風景」、「海」などと初期からさほど変わりません。また、作品に流れる浪漫的な詩情も一貫しています。この作品も後期に繰り返しみられる風景のように、画面全面に山を配し、何層かの色相を横に重ねていく一連のものです。単純化された画面にあふれる浪漫的なイメージは、彼独特の描き方から生まれる精妙なマチエールに負うところが多いのですが、評論家今泉篤男は、こうした点も踏まえ、菅野の作品に流れる東洋的な抒情を指摘しています。

菅野圭介[すがの・けいすけ]
1909(明治42)-1963(昭和38)
京都大学を中退し、1935年欧州を巡遊、フランスの画家フランドランを知る。帰国後37年に独立美術協会第7回展で滞欧作を発表し、画壇の脚光を浴びる。翌年独立美術協会賞受賞。単純化された独特の色面で構成された画風は、豊かで浪漫的な詩情をたたえている。48年、画家三岸節子との結婚で影響関係を含め話題ともなっている。

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