arc・green-I

Titlearc-green-I
作家名中西夏之 NAKANISHI Natsuyuki
技法・素材油彩、木炭、亜鉛粉末、カンヴァス、竹
制作年1980
制作年(和)昭和55
寸法縦(cm)194.00
寸法横(cm)112.00
作品・作家解説中西夏之[なかにし・なつゆき]
1980(昭和55)年  油彩、木炭、亜鉛粉末、カンヴァス、竹 194.0×112.0cm

中西は日用品や廃品などを用いた「反芸術」的傾向を代表する作家の一人として注目を集めました。しかし、多様な実験的な活動を経た後、60年代末に再び絵画に取り組み、以後一貫して絵画をその活動の中心に据えています。画面に竹製の弓形を取り付けたこの作品は、絵の縦線をかぎりなく直線に近づこうとしている巨大な円弧の一部と捉える中西の発想を直接示すものです。見る者は画面に描かれた弓形の線と、画面に取り付けられた弓を目でとらえ、円弧のカーブに導かれ、矩形の平面である絵画を、より厚みのあるものとして経験することになります。また、この弓がなす円弧が属す巨大な円の中心がどこかにあるという想像を見る者に働かせることで、絵画とそれを見る者がともにその円の内に在るという融和的な感覚がもたらされるのです。

中西夏之[なかにし・なつゆき] 1935(昭和10)―
1958年東京藝術大学絵画科卒業。59年絵画《韻》の制作を始める。63年赤瀬川原平、高松次郎と共にハイレッド・センターを創設し、芸術と日常を「撹拌(かくはん)」する活動を行う。68年連作《山頂の石蹴り》の制作を始め、以後絵画に専念する。96年から2003年まで東京藝術大学絵画科教授を勤める。

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