横たわる裸婦と猫

TitleReclining Nude with a Cat
作家名レオナール・フジタ Léonard FOUJITA
技法・素材油彩、カンヴァス
制作年1931
制作年(和)昭和06
寸法縦(cm)73.20
寸法横(cm)116.20
作品・作家解説レオナール・フジタ
1931(昭和6)年 油彩、カンヴァス 73.2×116.2cm

フランスに渡ったフジタは、浮世絵の美人画にみられるような線によって描かれた人物像と、西欧の伝統的な油絵の技法を融合させようと研究を続けました。サロン・ドートンヌで発表されたその成果は、カンヴァスの上に滑らかな乳白色の画面をつくり、面相筆(めんそうふで)と呼ばれる極細の筆でたくみにひいた繊細な線の裸婦像でした。それは「素晴らしき深き白地」と称賛され、フジタは1920年代の初めに急速にパリ画壇で注目されるようになります。横たわる裸婦と猫という組み合わせは、マネの《オランピア》を思い出させますが、フジタはこのテーマの作品をさまざまな構図で描いています。裸婦とシーツの白に黒一色の背景を対比させ、頭をのぞかせる猫をポイントにしたこの作品は、なかでも完成度の高いものです。

レオナール・フジタ 1886(明治19)―1968(昭和43)
東京美術学校を卒業後、1913年渡仏。モンパルナスに住み、エコール・ド・パリの画家と交友する。独特な乳白色の画面が人気を博し、20年サロン・ドートンヌの会員、翌年審査員となる。55年フランスに帰化、59年にはカトリックの洗礼を受けた。

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