横臥裸婦

TitleReclining Nude
作家名寺内萬治郎 TERAUCHI Manjiro
技法・素材油彩、カンヴァス
制作年1960
制作年(和)昭和35
寸法縦(cm)89.50
寸法横(cm)131.00
作品・作家解説寺内萬治郎[てらうち・まんじろう]
1960(昭和35)年 油彩、カンヴァス 89.5×131.0cm

寺内萬治郎は、「今の私は一生を壺造りに打ち込む陶工のような生活です」と語ったように、毎日午前中はモデルが来て、裸婦を描くという生活を続けました。そして、女性の身体というたった一つのモチーフが形づくる、無限のバリエーションを一心に追い求めました。横たわる裸婦の主題も繰り返し試みられています。この作品では裸婦が画面のほぼ中央に横たわっています。裸婦の上部が青っぽい灰色、下部が茶色と大きく二つに分けられています。見る人の視線は、左側の黒い頭部から始まる太い流れを腰までたどり、そのあとわずかに開いた両脚にそって二本の細い支流に向かい、画面の右下にたどりつきます。まるで川を下って視線が流れるような、動きのある画面となっています。

寺内萬治郎[てらうち・まんじろう]1890(明治23)―1964(昭和39)
東京美術学校で藤島武二に学び、卓越したデッサン力による人物画を数多く描く。1934年浦和にアトリエを構えた頃から裸婦を主要なモチーフとし、「裸婦の寺内」と評される。埼玉県の美術の発展や後進の育成に尽力した功績は大きい。

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