裸婦

TitleNude
作家名寺内萬治郎 TERAUCHI Manjiro
技法・素材油彩、カンヴァス
制作年1954
制作年(和)昭和29
寸法縦(cm)91.00
寸法横(cm)73.00
作品・作家解説寺内萬治郎[てらうち・まんじろう]
1954(昭和29)年 油彩、カンヴァス 91.0×73.0cm

「ユトリロが終生パリの壁に愛着を持ったように、ボクは終生日本人の裸婦に愛着を持つ」と語った寺内は、アトリエでの制作に徹していき、様々なポーズの裸婦作品を描いています。この作品は横向きに座ったモデルが、振り向き様にみせた一瞬の表情をとらえたものです。光を受けて輝く裸婦の背中を色彩の微妙な調子で見せながら、あくまでも暖かく伸びやかに描いています。寺内は、コローのいぶし銀のような色彩表現や、ドランの簡素で量感あふれる人物表現に強く惹かれていました。そうした表現を吸収しながら、すぐれたデッサン力で、小麦色に輝く裸婦を追求し、「当たり前で奥深いもの」を目指して、底光りのする独自の表現を完成させたのです。

寺内萬治郎[てらうち・まんじろう] 1890(明治23)―1964(昭和39)
東京美術学校で藤島武二に学び、卓越したデッサン力による人物画を数多く描く。1934年浦和にアトリエを構えた頃から裸婦を主要なモチーフとし、「裸婦の寺内」と評される。埼玉県の美術の発展や後進の育成に尽力した功績は大きい。

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