モマのなかのモマ

TitleMoMA in MoMA
作家名クリスティアン・シャート Christian SCHAD
技法・素材ゼラチン・シルバー・プリント(1976プリント)
制作年1918
寸法縦(cm)32.00
寸法横(cm)24.00
作品・作家解説クリスティアン・シャート
1918年(プリントは1976年)  ゼラチン・シルバー・プリント 32.0×24.0cm

シャートは、1920年代に同時代の風俗を描いた具象画家として知られています。しかし10年代には前衛動向に関わり、16年にチューリヒにおいて、芸術の伝統的価値観を否定する運動“ダダ”に参加しています。そのダダ時代にシャートは、カメラを使わず印画紙の上に物体を置き感光させて画像を得るフォトグラムを制作しました。シャートのフォトグラムは、ダダの詩人ツァラによって、シャートの名前(Schad)と影(Shadow)の意味が掛け合わせられ、「シャードグラフィー」と称されました。フォトグラムの先駆例であるこの作品は、断片的イメージを無秩序に重ね合わせたような作風を示し、当時のダダの実験精神を伝えています。

クリスティアン・シャート 1894-1982
ミュンヘン美術アカデミーに学ぶ。初めは前衛的な絵画や版画を制作。1915年にチューリヒに赴き、ダダの運動に関わり、フォトグラムや木のレリーフ作品などを手がける。20年代以降は、同時代の風俗や肖像を古典風の細密描写で描く、特異な具象絵画を主に制作した。

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