Papa's and Mama's〈JUNE BRAND '75〉

TitlePapa's and Mama's〈JUNE BRAND '75〉
作家名山本容子 YAMAMOTO Yoko
技法・素材ソフトグランド・エッチング、セリグラフ、フロッタージュ、紙
制作年1975
制作年(和)昭和50
寸法縦(cm)54.00
寸法横(cm)86.00
作品・作家解説山本容子[やまもと・ようこ]
1975(昭和50)年 ソフトグランド・エッチング、セリグラフ、フロッタージュ、紙 54.0×86.0cm

描かれているのはカミソリです。左は男性用。右は女性用。それぞれの画面の縁を見ると、男性用には硬い髭が、女性用には柔らかな産毛も描かれています。山本容子はアルファベットの活字や日常の小物をモチーフに銅版画を制作し始めましたが、この作品はその頃の作風を良く伝えています。まずカミソリを版面左下に型押しし、次に活版の活字を用いて版面全体に文字を押していき、最後に手で刃の形を一つずつ描いています。またカミソリの箱のイメージがセリグラフの技法で表され、女性用カミソリはフロッタージュで赤く写し取られてもいます。モチーフは緩やかに揺らぐように繰り返され、独特のリズムと生気が画面に生まれています。男性(パパ)用、女性(ママ)用を示す題名は、アメリカのフォークグループ「ママス&パパス」をもじってもいます。

山本容子[やまもと・ようこ] 1952(昭和27)―
1978年京都市立芸術大学美術学部西洋画専攻科修了。卓上の品々、人々との出会い、旅の思い出などの様々な記憶とそのイメージを、銅版にデッサンするように描いた作風を特色に、国内外のコンクールで受賞を重ねる。作品に底流する詩的な物語性と洒脱で洗練された作風に定評があり、それを活かして本の装丁や挿絵も手がけている。

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