ゆれるかげ

TitleShadow in Sway
作家名秋岡美帆 AKIOKA Miho
技法・素材ネコプリント、麻紙
制作年1991
制作年(和)平成03
寸法縦(cm)155.00
寸法横(cm)215.00
作品・作家解説秋岡美帆[あきおか・みほ]
1991(平成3) ネコプリント、紙 155.0×215.0cm

ぼんやりと広がる影。画面に近づけばその画像が細かい粒子によって成り立っていることがわかります。これは、地面にうつった樹木の影を、ピントをずらし、スローシャッターで撮影した画像を、NECO(New Enlarging Color Operation=コンピュータ制御されたエアー・ブラシによる拡大作画装置)と呼ばれる技法によって、麻紙に拡大して定着させた作品です。こうした制作方法によって、モチーフとなった樹木の影は明確な輪郭を失い、大地と溶け合っているかのようです。そのため、この画面を見ていると、撮影が行われた時の光の変化や風に揺れる樹木など、通常の写真からではなかなか感じることのできない身体的な感覚が、心地よさとともに強く浮上してくるのです。

秋岡美帆[あきおか・みほ] 1952(昭和27)―
大阪教育大学大学院教育学研究科美術教育専攻修了。「見ることの再確認」をテーマに写真を取り入れた制作を始め、その後、撮影した写真をNECOプリントによって拡大転写した作品によって注目を集める。94年、文化庁派遣芸術家在外研修員としてフランスおよびアメリカに滞在。

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