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赤い闇 6

TitleRed Darkness 6
作家名黒崎彰 KUROSAKI Akira
技法・素材木版、紙
制作年1970
制作年(和)昭和45
寸法縦(cm)79.50
寸法横(cm)54.10
作品・作家解説黒崎 彰[くろさき・あきら]
1970(昭和45) 木版、紙 79.5×54.1cm

黒崎は初めデザインを志しましたが、まもなく浮世絵版画の魅力にとりつかれ木版画の制作を開始します。黒崎の作品は一貫して人体やその部分がモチーフとなっており、たとえそれが直接現れない作品であってもどこかに生命の痕跡を感じさせます。《赤い闇》のシリーズは国際的な版画展で高く評価され、黒崎の名を国内外にとどろかせるきっかけとなりました。本作品は7版15色という驚異的な技法を駆使して、情念を醸し出す血色の赤と死を予感させる黒い闇とを鮮烈に対比させています。そしてその境目には、生命の再生を示す有機的な形態が見え隠れしています。こうした死生観を含めた生々しい内面的なテーマを、洗練された構成によって表現しています。

黒崎 彰[くろさき・あきら]1937(昭和12)―
旧満州国大連市に生まれる。1962年京都工芸繊維大学工芸学部意匠工芸学科を卒業する。70年にポーランドのクラクフ国際版画ビエンナーレ・メダル賞、東京国際版画ビエンナーレ文部大臣賞を受賞。以降多くの版画コンクール展で受賞を重ねる。伝統的な木版画技法と現代的な感覚を融合させた独自の作風で知られる。

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