赤いシャツを着た三つの人体

TitleThree Figures in Red Shirts: Two Fronts, One Back
作家名ジョージ・シーガル George SEGAL
技法・素材エッチング、アクアチント、紙
制作年1975
寸法縦(cm)98.50
寸法横(cm)198.20
作品・作家解説ジョージ・シーガル
1975年 エッチング、アクアチント、紙 98.5×198.2cm

まるである瞬間が定着されたかのように、三人の人物の姿が画面に見えます。体に密着した赤いシャツは鮮烈な色彩によって見るものの目を強く捉え、ブルー・ジーンズはまるで本物なのではないかと疑いたくなるほどリアルに見えます。そして、強調される衣服の下に隠された生身の肉体。目に見える様子を写実的に描写した絵画でも、レンズを通して機械的に対象を捉えるカメラによっても感じさせることができないリアルな表現がなされています。これは、モデルの体を直接銅板に押しつけて制作することによって得られたものです。シーガルは、それまでタブーとされていた、人体から直接型取りした彫刻を発表しましたが、この版画作品では、こうした彫刻作品と共通するダイナミックで生々しい表現が特徴となっています。

ジョージ・シーガル 1924-2000
ニューヨーク大学に学ぶ。抽象表現主義の作家たちから直接影響を受ける。1953年当時新たな表現を試みていた美術家アラン・カプローと知り合い、行為による新たな芸術活動を模索する。58年頃から石膏(せっこう)を使った実験的な彫刻の制作を始める。60年代に入って人体から直接型取りした石膏像を発表し大きな注目を集めた。

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