肖像 Ⅳ アルチュール・ランボー

TitlePortrait Ⅳ Arthur Rimbaud
作家名柄澤齊 KARASAWA Hitoshi
技法・素材木口木版、紙
制作年1982
制作年(和)昭和57
寸法縦(cm)19.00
寸法横(cm)14.50
作品・作家解説柄澤齊[からさわ・ひとし]
1982(昭和57)年 木口木版、紙 19.0×14.5cm

フランス象徴主義の詩人であるアルチュール・ランボーを取り上げて、その人生を読み解かせるかのような作品です。制作過程は、取り上げる人物が決まると、まず文章や資料を通してその全体像を捉え、それをビジュアルなイメージに置き換えて(すなわち版に起こして)いくという方法です。作者自身、「人間をテキストとして読めるようにしたい」という意図のもとに、選んだ過去の人物の資料を繰りながら、その死者たちとの密会を楽しむと言っています。作品に登場するランボーの詩作生活は、わずか15歳から20歳までの6年間にすぎません。早くから天分をあらわし、文学界をすい星のように駆け抜けていったにもかかわらず、近代詩に豊かな一分野を開いたランボーという詩人を、大海と鳥が飛び交う空中に象徴させています。

柄澤齊[からさわ・ひとし]1950(昭和25/栃木県日光市)―
創形美術学校に入学し、様々な版画技法を学ぶ。同校研究科に進み、木口木版(こぐちもくはん)の版画家をめざし、加藤清美に師事。1973年日本版画協会展で新人賞を獲得、76年会員となる。75年頃からコラージュ作品を制作し、79年にコラージュ作品集『冥(くら)い天体』を刊行。以後次々に詩画集を刊行。

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