二人の裸婦

TitleTwo Nudes
作家名レオナール・フジタ Léonard FOUJITA
技法・素材エッチング、ルーレット、紙
circac.
制作年1930
制作年(和)昭和05
制作年(推定) 
寸法縦(cm)56.00
寸法横(cm)37.80
作品・作家解説藤田嗣治[ふじた・つぐはる]
1930(昭和5)年頃 エッチング、ルーレット、紙 56.0×37.8cm

1920年代、独特な画面が「素晴らしき深き白地」と称賛され、藤田嗣治の人気は絶頂を迎えます。当時、画商や収集家が藤田の描いた裸婦を争って求めたといわれています。その人気にこたえるように刊行されたのが、いくつかのカラー・エッチングによる版画集です。そのひとつが、アポロ出版によって30年頃に刊行された6点組の版画集《女》で、100部販売されました。この作品はその中の1点で、29年の油彩画《女友達》が原画です。ルーレットと呼ばれる細かい点をつける道具による繊細なぼかしが、原画に忠実につけられています。現在の版画の考え方からすると、画家自身が製版をしたオリジナル版画ではなく、藤田の監修のもとで入念に刷られた複製版画と考えるのが妥当と思われます。

藤田嗣治[ふじた・つぐはる] 1886(明治19)―1968(昭和43)
東京美術学校を卒業後、1913年渡仏。モンパルナスに住み、エコール・ド・パリの画家と交友する。独特な乳白色の画面が人気を博し、20年サロン・ドートンヌの会員、翌年審査員となる。55年フランスに帰化、59年にはカトリックの洗礼を受けた。

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