四囲分集

TitleShi-i-bun-shu
作家名菅木志雄 SUGA Kishio
技法・素材木、石、ペイント
制作年1994
制作年(和)平成06
寸法縦(cm)70.00
寸法横(cm)395.00
寸法奥(cm)206.00
作品・作家解説菅木志雄[すが・きしお]
1994(平成6)年 木、石、ペイント 70.0×395.0×206.0cm

美術作品は、「見えるもの」であるにもかかわらず、まるで「見えない」もののように、「それが何であるかわからない」という感覚をもたらすことがあります。《四囲分集》も、そうした部類の作品ですが、眺めていると、木枠から想起される箱状の空間の連鎖から、独特の「気配」を感じます。よく見ると、木枠の形状や配置に微妙な違いがあること、斜めに配されたグレーの木片が視線を誘導すること、中央に積まれた石が不安定な感覚をもたらすことがわかります。これらの特徴は、規則的に見える構成に潜む破調として機能し、目に見えない空間の成り立ちを、「気配」として醸し出しています。このように、魅力的な視覚体験によって芸術鑑賞の深みへと私たちを誘う《四囲分集》は、「未知との遭遇」のような稀有な体験を、私たちにもたらしてくれます。

菅木志雄[すが・きしお]1944(昭和19/岩手県盛岡市)―
1968年多摩美術大学絵画科卒業。即物的な素材への簡素な働きかけから豊かな造形言語をひきだす独特の手法により、「もの派」を代表する作家として高く評価される。78年ヴェネツィア・ビエンナーレに参加。アクティヴェーション(パフォーマンス)、美術批評、小説、映画など、その表現活動は多岐にわたる。

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