レンチ I

TitleWrenches I
作家名アルマン ARMAN
技法・素材カゼイン
制作年1977
寸法縦(cm)127.40
寸法横(cm)97.00
作品・作家解説アルマン
1977年 カゼイン、紙 127.4×97.0cm

画面を埋め尽くす大量のレンチ。インクがかすれているものもあり、レンチに直接絵具を塗って、スタンプのように画面に押し付けて制作されたことがわかります。アルマンは、1954年にドイツの美術家クルト・シュヴィッタースの展覧会を見て強い影響を受け、その翌年、自分の事務所にあったゴム印を使ったスタンプのシリーズの制作を始めています。その後、彼は既製品や廃品を大量に用いた《集積》シリーズの制作を手がけ、大量生産や大量消費という現代社会の物質文明を批判的な視点から表現する作品で知られるようになりました。この作品ではレンチの実物ではなく、レンチが2色の絵具でスタンプされて画面を覆い尽くすことで、用途から解き放たれたイメージが形成されています。

アルマン 1928-2005
アルマンは本名アルマン・フェルナンデス。ニースの国立装飾美術学校に学ぶ。1947年美術家のイヴ・クラインと出会い、53年には共にハプニングを行う。60年〈ヌーヴォー・レアリスム〉の結成に参加。廃物を箱に詰め込んだり、同じ物を集積させていく制作を特徴とした。

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