スーツケース

TitleSuitcase
作家名草間彌生 KUSAMA Yayoi
技法・素材塗料、スーツケース
制作年1966
制作年(和)昭和41
寸法縦(cm)46.00
寸法横(cm)70.00
寸法奥(cm)19.00
作品・作家解説草間彌生[くさま・やよい]
1966(昭和41)年 スーツケース、アクリル絵具 46.0×70.0×19.0cm

草間彌生は渡米後の50年代末から、網目や水玉を繰り返し描く大画面の絵画を発表して注目を集めます。60年代に入ると、この作品に見られるように、絵画で確立した自らの網目の様式を立体へと展開します。この作品は、ミラノでの個展にあわせて、草間が同地のルーチョ・フォンターナのアトリエに2ヶ月間滞在して制作した作品のうちの1点です。絵画から現実のモノの表面へと転移した無限の網目は、何の変哲もないスーツケースを、生きものの鱗(うろこ)や皮膚を思わせるような、視覚的にも心理的にも強い印象の作品へと変容させています。日本からアメリカへ渡り、絵画制作からパフォーマンスまで多岐にわたる分野で時代を駆け抜けた草間が、60年代にヨーロッパで産み落とした貴重な作品といえるでしょう。

草間彌生[くさま・やよい] 1929(昭和4)―
1948年京都市立美術高等学校に編入し、翌年卒業。タケミヤ画廊などで個展を開催した後、57年に渡米し、ニューヨークを拠点に世界各地で意欲的に制作を行う。70年代半ば日本に帰国。一貫して、網目や水玉その他のモチーフを集積、反復させる表現を探求している。

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