水浴

TitleBathing
作家名田中保 TANAKA Yasushi
技法・素材パステル
制作年1915
制作年(終)1919
制作年(和)大正04
制作年(和・終)大正08
寸法縦(cm)47.00
寸法横(cm)28.70
作品・作家解説田中 保[たなか・やすし]
1915-19(大正4-8) パステル、紙 47.0×28.7cm

独学で絵画を始めた田中は、1912年からフォッコ・タダマというオランダ人画家の画塾に入り指導を受けました。裸体画を研究し始めるのは15年頃からで、この時期、田中が描いた裸体画に対して、批評家や保守的な宗教団体から不道徳などを理由に非難の声があがっています。フランス時代の裸婦像が奇妙で大胆かつ歪んだ肉体表現を特徴とするならば、シアトル時代の裸婦像は人体の比例に比較的則した表現といえるでしょう。この作品は、当時田中があこがれていたフランス美術、特に印象派の光に対する解釈を見事に取り入れた作品といえます。またパステルによって描かれた、風になびく樹木の葉や水面の処理などから見て、田中が優れた力量の持ち主であることもうかがえます。

田中 保[たなか・やすし]1886(明治19)―1941(昭和16)
1904年現在の埼玉県立浦和高等学校を卒業。単身でシアトルに渡り、絵画を学び画家となる。特に裸婦の作品で注目された。20年夫人と共にパリに移住し、定期的に開催されるサロン・ドートンヌ等の展覧会で活躍した。故郷を離れて、一度も帰国せずにパリで没した。

PageTop