ブラック・ボックス4

TitleBlack Box 4
作家名斎藤義重 SAITO Yoshishige
技法・素材
制作年1991
制作年(和)平成03
寸法縦(cm)212.00
寸法横(cm)177.00
寸法奥(cm)54.00
作品・作家解説斎藤義重[さいとう・よししげ]
1991(平成3)年 木、ラッカー 213.0×190.0×59.0cm

黒い木の板で組まれた物体が、組み合わされ、壁に沿うように立てかけられています。つや消しラッカーと木の表情が中和しているようで、黒という色も素材の物質感も強く自己主張はしません。従って、見る人はその形態や組み合わせに注目することになります。一見単純に見えるその物体は、角が丸くなっていたり、長さや幅が少し違っていたり、微妙な角度で設置されていたりして、その姿をとらえようとする視線をはぐらかしてしまいます。この作品を見ようとすると、作品の形だけではなく、組み合わせの微妙な角度や壁とのわずかな隙間などにも視線が向けられ、周囲の空間との関係を強く意識しながら見ることになります。このような作品のあり方は、制作歴の長いこの作者の1980年代以降の特徴的な作風といえます。

斎藤義重[さいとう・よししげ] 1904(明治37)―2001(平成13)
西欧の前衛美術の影響を受け、1930年代から色の板によるレリーフ作品を制作。36年に二科展出品、38年には〈九室会〉の結成に参加。戦後、58年の初個展以降、国際展にも数多く出品し、内外で高い評価を得る。日本の現代美術のパイオニアとして活躍し、後続の世代にも多大な影響を与えた。

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