天空へのメッセージ

TitleMessage to the Sky
作家名湯村光 YUMURA Hikaru
技法・素材
制作年1991
制作年(和)平成03
寸法縦(cm)521.00
寸法横(cm)76.00
寸法奥(cm)96.00
作品・作家解説湯村 光[ゆむら・ひかる]
1991(平成3)年 石 521.0×76.0×96.0cm

矩形(くけい)の黒御影石が波打つように立っています。その表面はさながら鏡のように見事に磨き上げられており、周囲の景色を映し込んでいます。そのためでしょうか、黒い石のどっしりした重量感あふれるイメージに、ある種の軽快感すら与えているようです。また、たわみながら屹立している石には途中で横に断層のような割り込みが二ヶ所入れられ、その部分が少しずらされています。そして、その断面にはざらざらした石本来の自然な肌がそのまま残されており、磨き上げられた面と対照的な姿を表しています。太古の眠りからさめた御影石にこうした視覚的な造形上の遊びを加え、新たな息吹を与えているのです。「天空に向かって陽光に向かって立ち上がるフォルム、それは生あるものへの賛歌です」と作者は語っています。第14回現代日本彫刻展埼玉県立近代美術館賞受賞作品です。

湯村 光[ゆむら・ひかる]1948(昭和23)-
東京芸術大学彫刻科卒業後、パリ美術学校留学。行動美術展に出品。現代日本彫刻展、ヘンリー・ムーア大賞展等のコンクールを主体に出品を続ける。研磨された黒御影石をもとに、その一部を少しずらして粗い肌をのぞかせる手法などで石に躍動感を与え、美しい曲線を描いた寡黙(かもく)な彫刻を制作し続けている。

PageTop