六田春彦 MUDA Haruhiko

白磁刻花 牡丹文 瓶

作品名(よみ)はくじこっか ぼたんもん へい
時代1北宋時代
時代211世紀
定窯
高(cm)32.0
最大径(cm)23.0
重量(g)2,263
コレクション名安宅コレクション
クレジット表記大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと)
登録番号00795
解説定窯は宋代五大名窯の一つに数えられ、窯址は河北省保定市曲陽県にあります。晩唐から白磁を生産し、宋・金時代には宮廷用器も多数生産していました。口は欠失していますが、おそらく盤口瓶の形であったと想像されます。薄づくりのため大きさの割に手取りはとても軽く感じます。薄い器壁の全面に牡丹唐草文を刻花で表し、北宋時代の定窯の技術の高さをうかがわせます。底部には、ロンドンで1935年から36年にかけて開催された「中国芸術国際展覧会(International Exhibition of Chinese Art)」への出品や所蔵者などの来歴の一端を示す貼り紙が見られます。

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