正面

六田知弘

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青磁 砧形瓶

作品名(よみ)せいじ きぬたがたへい
時代1高麗時代
時代212世紀前半
高(cm)21.8
最大径(cm)11.9
重量(g)780
コレクション名安宅コレクション
クレジット表記大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション) 写真:〓(各画像左下の撮影者名を記入のこと)
登録番号00213
解説器形の名称は、衣を打って柔らかくするための道具の砧(きぬた)に似ることに由来するとも言われています。本作の祖型は中国北宋にありますが、やはり高麗らしさがみられ、口を水平状にひろげ、角張った肩をなすその凝縮された造形も、どこか優美な柔らかさが感じられます。北宋の徐兢が著した『宣和奉使高麗図経(せんなほうしこうらいずきょう)』(1124年序)には高麗翡色青磁が汝窯に似るとありますが、底部に小さな硅石(けいせき)目が残されているなど、たしかにその影響関係があったことが窺えます。同種の陶片が全羅南道康津郡沙堂里窯址で出土しています。

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