観音瀬水路
都城市教育委員会文化財課
観音瀬水路
| 文化財番号 | KE-S-010 |
|---|---|
| 大分類 | 記念物 |
| 中分類 | 史跡 |
| 小分類名 | 街道、関所跡、番所跡、木戸跡、一里塚、」宿場跡、渡 |
| 指定区分 | 県指定 |
| 文化財名（ヨミ） | カンノンゼスイロ |
| 時代区分１ | 近世～近代 |
| 制作年（始） | 1791/10 |
| 制作年（終） | 1794/12 |
| 制作場所 | 高城町有水・高崎町縄瀬 |
| 使用年代 | 1974/1890 |
| 制作者 | 藤﨑公寛 |
| 受取人(関連人物) | 島津久倫 |
| 所蔵館・管理施設 | 所有者 |
| 参考文献・報告書名 | 都城市教育委員会文化財課『都城市の文化財』2014 |
| 参考URL | https://www.city.miyakonojo.miyazaki.jp/site/bunkazai/2078.html |
| 現所在（入力） | 高城町/高崎町 |
| 文化財状態 | 見学可 |
| 公開解説 | 観音瀬は、都城盆地の水を一箇所に集めて吐き出すところです。江戸時代には、ここに大きな岩が林立し激流となり、下流は高さ10ｍ程の滝になっていたといわれ、船の通行が不能でした。第22代都城領主島津久倫が、この観音瀬を開削し、赤江港（宮崎市）への舟路を開けば都城の経済が活性化すると考え、この難工事を家臣藤崎公寛に命じました。 公寛は、まず桂川（山梨県）や吉野川（徳島県）などの急流・難所を7年かけ調査しました。更に球磨川（熊本県）に行き、肥後の石工や球磨川の船頭を連れ帰り、寛政3年（1791）10月に着工し、同6年（1794）12月に左岸に幅一間の開削工事が竣工しました。こうして観音瀬の整備事業は完成し、都城の竹之下橋から直接赤江港までの物資の運搬が可能となり、経済の活性化が促されました。 のち明治20年（1887）には県営工事による右岸の水路開削を開始、同23年（1890）に完成しました。 |
| 備考 | 指定年月日2005/03/31 |
| 公開解説引用 | 『都城市の文化財』 |