福島 武山

作家名(ヨミ)フクシマ ブザン
出身地石川県

略歴・解説

九谷焼の赤絵は、白磁に弁柄(鉄分を含む赤い顔料)を使い、金襴を施して仕上げる。福島武山氏が描く赤絵は赤絵細描と呼ばれ、微細な点と線で表現された世界。その細く一様な線は、自ら毛先を調節した極細の絵筆から生み出されたもの。筆継や色ムラなく描かれる文様や絵は、驚くほど緻密で繊細であるのと同時に、人物画の表情はとても柔和で、温かみが感じられる。精緻さとやわらかさを持つ作品の中に、赤一色の小宇宙が広がっている。

この作家の所蔵品一覧[全1件]

件ずつ表示

PageTop