遠眼鏡 和式望遠鏡

資料番号19670174A
分類実物
寸法長さ 854mm 直径 52mm
員数1個
解説品名説明(特徴):本品はわが国の昔の望遠鏡です。軽くて便利で、船頭が海上から陸の目標物を見るときや、船問屋や船主が入港する船を識別するのに用いました。
製造年月(推定):江戸後期
型式:3枚レンズ、4段式、伸縮式
仕様:赤色漆塗り、押型同唐草模様入り
【望遠鏡、和式と洋式でどう違うか?】
望遠鏡は、元来オランダの眼鏡職人が17世紀初頭に発明したもので、江戸時代のはじめには早くもわが国に伝えられました。こうして伝来した望遠鏡を元に、和式の望遠鏡は、和紙を巻いて作った円筒を漆塗りで仕上げて何段にも重ねて、前後にふたを付けるという形式に発達しました。これに対し、洋式のものは黄銅製の鏡胴に皮張り、いかにも丈夫な作りでした。いずれにしても、船の航海に望遠鏡は欠かせなかったようです。

PageTop