葛飾北斎「東海道五十三次草津」（伊勢利版）

所蔵	草津市蔵
解説	この作品で描かれている「草津宿」は、実は草津ではありません。草津宿と石部宿の間に設けられた小休息所「間の宿」である「梅の木立場」を描いた作品です。この梅の木には腹痛などに効く「和中散」の薬を売る店がありました。大きく書かれた「和中散」がそれです。この作品のように「東海道五十三次」ものの中には、宿場に限らず、周辺の風景や名物などを描いたものも多くあります。

所蔵

草津市蔵

解説

この作品で描かれている「草津宿」は、実は草津ではありません。草津宿と石部宿の間に設けられた小休息所「間の宿」である「梅の木立場」を描いた作品です。
この梅の木には腹痛などに効く「和中散」の薬を売る店がありました。大きく書かれた「和中散」がそれです。
この作品のように「東海道五十三次」ものの中には、宿場に限らず、周辺の風景や名物などを描いたものも多くあります。