参宮上京道中双六

所蔵草津市蔵
解説「道中記」や「名所記」と同様に、庶民の旅の盛行に一役買ったのが「道中双六」です。江戸日本橋をスタート、京をゴールに置き、途中53の宿場を1コマとして、渦巻き状に描いています。この作品は道中双六のなかでも比較的大判で、江戸~京までの街道とは別に、四日市から伊勢まで「伊勢参宮」の道筋も描いています。これは当時の旅の目的が「お伊勢参り」であったことを物語っています。
この作品は、画面右下に「日本橋」を、右上に「京」を配置し、画面を一周しています。左側には富士山、右側には太平洋が描かれ、右上の京の下あたりには少しわかりにくいですが琵琶湖も配されています。

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