くるり棒

資料名(ヨミ)クルリボウ
時代(公開用)昭和初期まで
寸法(公開用:民俗)高さ144×幅18cm
材質エゴノキ4本、カシ、竹、藁縄
資料解説麦や雑穀などの脱粒、ノゲ取りに使われた。
「唐竿〈カラサオ〉」「連枷〈レンカ〉」などという呼び方もある。

この「くるり棒」は、竹で出来た柄部分を両手で持ち、打部(エゴノキ4本にわら縄が使われている)を回転させ、筵に広げた麦や穀物に叩きつけた。
麦打ち作業は、夏の暑い最中にやったので、とても大変な作業だった。

回転軸はカシの木が使用されている。
この道具は、農家の手製で作ることもあるが、とくに回転部のカシは硬く加工が難しいので、
この部分だけ職人が作ったものを購入することも多かった。
資料番号M05773

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