コウガイセキショウモ
| 資料番号 | NB21-011461 |
|---|---|
| 学名 | Vallisneria x pseudorosulata S.Fujii et M.Maki |
| 科(和名) | トチカガミ科 |
| 採取都道府県 | 熊本県 |
| 公開解説 | トチカガミ科のセキショウモ属植物は、淡水性の沈水植物です。水底に根を張り、リボン状の細長い葉を水に漂わせて伸ばしていきます。 コウガイセキショウモは、熊本県を含む日本各地での繁殖が近年になって報告された、外来かつ雑種のセキショウモ属植物です(藤井ほか 2016)。雑種と言っても熊本県に分布するセキショウモやヒラモとは関係なく、ヨーロッパ原産のセイヨウセキショウモと日本を含むアジアに分布するコウガイモの雑種です。アクアリウム等で使われる栽培のものが逸出したのではないかと考えられています。その形態的特徴は、根元のロゼット茎と呼ばれる茎が伸長する傾向があることと、葉の先が丸いことです。繁殖力が旺盛で、環境省・農林水産省が定める「生態系被害防止外来種リスト」では重点対策外来種に選定されています。 写真の標本は熊本県内で採集されたコウガイセキショウモです。当センターの標本を調査した水草の研究者により、セキショウモとして扱われていた標本がコウガイセキショウモである事が分かり、熊本県での分布が証拠付けられました(藤井ほか 2016)。博物館に収蔵された資料を専門の研究者が調査することにより、それまで隠れていた自然の姿が浮かび上がってきます。 |
| 公開解説引用 | 熊本の自然と文化 熊本県博物館ネットワークセンターだより No. 41 (2018) |
| 大分類 | 植物・藻類・菌類 |
| 中分類 | 植物 2 |
| 小分類 | 種子植物 1 |
| 資料名称 | コウガイセキショウモ | 所蔵館 | 熊本県博物館ネットワークセンター |
