秋野蒔絵硯箱

資料ID526
中分類工芸
小分類漆工
法量22.5×21.0×4.4
制作年江戸前期  (※山崎先生→中期とするが、東博では前期で展示されたため、前期)
作者名A五十嵐家
作者情報五十嵐派
資料解説削面取り(そぎめんとり)を施した被蓋造りの硯箱。総体を黒漆塗りとし、蓋表に五十嵐蒔絵特有の秋草文様をあらわす。岩は高蒔絵に金銀切金、菊と女郎花、藤袴は高蒔絵に描割、桔梗には金高蒔絵と螺鈿に付描を用いている。薄の穂先や菊の花心、女郎花の花には金銀の切金を施しており、これも五十嵐蒔絵の特徴である。土坡と霞は金銀梨子地と金銀切金であらわしている。蓋内側と身の内側面は梨子地とし、身の見込みは平塵とする。

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